instagram

生活習慣病

生活習慣病とは

日頃の生活習慣の不摂生(過食・偏食、不規則な食生活、運動不足、喫煙・過度な飲酒、過剰なストレス など)が病気の発症や進行に関わっているという疾患の総称が生活習慣病です。代表的な生活習慣病としては、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症(脂質異常症)などがあります。もちろん、これらの疾患は多因子遺伝と呼ばれる遺伝的素因も十分考慮されます。ただ、やはり、その発症と悪い状態の持続には生活習慣の不摂生の関与が大きいのです。これらの疾患もなってしまったからといってすぐに症状が出るわけではありません。そのため、健康診断で指摘されてもついつい放置しがちになります。ただし、一度何かしらの合併症をきたしてしまうと不可逆性といって、なかなか元の状態に戻すことが難しいことが多いのです。
生活習慣病の一番の問題点は動脈硬化が進行すると、血管が詰まってしまって、特に重要な臓器である脳や心臓に梗塞をきたして、命にかかわる病態となることなのです。また、一命をとりとめたとしても重い後遺症を残すことがあり、生活の質をさげてしまうことがあることが問題なのです。

ここで 動脈硬化とは

病気はイメージが重要です。すなわち、面倒なのですが、どのように病気が起こるのか、それを少し知るだけで生活に注意しようと本気で思えるようになるものです。その意味ではまず、この動脈硬化を、敵を知りましょう。
動脈硬化とは読んで字のごとく、血管が硬くなるということですが、硬く狭くなって(狭窄をきたして)、最後に閉塞して、脳や心臓に重度の障害を発症するとされておりますが、実はこうしたシンプルなメカニズムだけではないのです。
動脈硬化をきたす病変のことをプラークといいますが、問題となるものは硬くなって狭くなるタイプの繊維性プラークでなく、やわらかいコレステロールを多く含んだ破れやすい不安定なプラークなのです。で、これがなぜやぶれるかというと、実はそのメインは炎症なのです。この不安定なプラーク内には炎症をきたすマクロファージやその他の白血球が多く見られ、この白血球が多くのタンパク分解酵素を出して、コラーゲンなどを分解して、組織を非常にもろくするのです。結果、血管がやぶけて異物が血管内に飛び出たり、コレステロールがむきだしになり、これらに対して止血機構が働いて血栓を作って完全に閉塞をきたしてしまうのです。
生活習慣病が最終的に炎症をきたしてくると考えれば、炎症をよくしなければならないと気持ち的に取り組みやすくなるのではないでしょうか。

様々なデータの検討からでてきたメタボリックシンドロームという概念

これらの生活習慣病に太りすぎ(肥満)の概念をとりいれて、総合的に考える病態がメタボリックシンドロームです。厳密には病気ではありません。動脈硬化を予防する観点で統計的にそのリスクを明らかにしてでてきたものであります。現在の特定健診(特定健康診査)はほぼこれに準じて行っていると考えてよいです。メインは太りすぎ(肥満)なので、内臓脂肪の過剰に蓄積されているものと考えるのですが、それを腹囲測定(これも体はみなさん大きさも異なりますから、これのみですべてを言い切ることは不可能とは思っていますが)で評価を行います。現在は、男性では85cm、女性は90cm以上を異常値とおいております。
そこにいかにあげるものの二つを満たすものをメタボリックシンドロームと定義しております

① 中性脂肪(TG)150以上かつ/または善玉コレステロール(HDL)40未満
② 収縮血圧130以上かつ/または拡張期血圧85以上
③ 空腹時血糖110以上

すなわち、異常な腹囲に生活習慣病の大きな3つ、高血圧症、高コレステロール血症(脂質異常)、糖尿病が2つくっついてしまったものをそう呼ぶと考えてください。

ついでに肥満症とは

メタボリックシンドロームと似たような病態、すなわち肥満症があります。メタボリックシンドロームは上記のように、腹囲測定で内臓脂肪の蓄積を評価した上で、高血圧症・高血糖、高コレステロール血症(脂質異常)のうち2つに異常があるものと定義されますが、肥満症は体格指数(BMI)が25以上、かつ肥満が原因とされる11の健康障害(ここに糖尿病、脂質異常など)のうち1つ以上が指摘される場合と一応定義されております。

肥満と11の健康障害とは 

  1. 糖尿病・耐糖能異常
  2. 肥満関連腎臓病
  3. 高血圧症
  4. 心筋梗塞、狭心症(冠動脈疾患)
  5. 脳梗塞
  6. 痛風・高尿酸血症
  7. 脂質異常症
  8. 脂肪肝
  9. 睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
  10. 整形外科的疾患
  11. 月経異常・妊娠合併症 

治療について

はっきりとした症状がなければ、なかなか現在の生活習慣を変えようという気持ちは正直全く生じないであろうと考えます。はじめて何か病気がおきて、そこで気づくことがほとんどではないでしょうか。非常に高い血圧なのにずっと治療せずに無視してすごされて、そのために脳出血をきたして、一命は取り留めましたが、不全麻痺をきたして、体を動かす自由がきかなくなってしまうような状態はできればさけなければなりません。
最近、体が重くなっていませんか。ちょっとしたことでもいらいらしていませんか。疲れやすくないですか。体調がおかしいことが一番の最初の症状であると強く認識します。それが普通とは考えないでください。そこに何かしらの健診をうけていただき、明らかに異常がでているようであれば、面倒かもしれませんが、やはりそれに対する管理を少しでも意識してください。そうすれば、その疲れやすさや体の重い感じやいらつきは少し減らすことが可能になるかもしれません。気持ちよく生活を過ごすことが可能になるかもしれません。何をやるにしてもモチベーション、やる気が重要です。日々の生活でなかなか運動などしている暇などないかもしれませんが、やれるところから一緒にやってみませんか。お待ちしております。

診療内容
内科・胃腸内科
院長
倉形 秀則
日本消化器内視鏡学会 専門医 指導医
日本内科学会 認定医
住所
〒212-0024
川崎市幸区塚越4-314-2
TEL
044-223-8006
アクセス
JR南武線 矢向駅 徒歩5分
駐車場
2台完備
●:14:00~16:00 特殊外来(潰瘍性大腸炎・クローン病)胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査※予約制
休診日:火曜、日曜、祝日 
初診外来受付時間は診療時間終了の30分前までとなります(午前11:30 午後17:30)
診療時間 日祝
9:00-12:00
外来
(胃カメラ)
- -
14:00-16:00
大腸内視鏡検査
(大腸カメラ・超音波)
- -
16:00-18:00
外来
- - -
大きい地図はこちら